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謎の森にて行われていた、“プラスチック”を信仰する奇妙な姿の者達による宗教的な集会は、突如としてナメクジの兵隊 による襲撃を受ける。
広大な砂漠を彷徨うユーコの前に、奇妙な姿のカミサマが次々と現れる。その中には、明らかに祖父母の姿に似通った者達がいた。
カミサマの姿や、その声を聞くことが出来る少女ユーコ。彼女の祖父の死は、更なる混迷の始まりでしかなかった。
カミサマという謎の存在を感じとることのできる内気な少女ユーコ。 その日常は突如として崩壊し、やがて彼女は、夢とも現実ともつかない世界、アニメワールドの存亡を巡る戦争に身を投じることになる。
異形の存在“カミサマ”の声や姿を感じ取ることが出来る少女。年齢は10歳。両親はおらず、変わり者の祖父母に育てられた。家族の温かみを知らず、愛情に飢えており、人間や社会に対して強い不信感を抱いている。物事の本質を鋭く見抜くが、感じたことを上手く言葉にするのは苦手。
様々な昆虫の姿をしており、時折ユーコの傍に不意に現れる謎の存在。一見彼女を見守っているようにも見えるが、何かの目的のために利用しているような節もある。詳細不明。
ゴンゾー大統領直属の伝令隊員を自称する、ペットボトルのような形をした人物。聖域を偶然訪れていたところ、ナメクジ兵の起こした決起騒動に巻き込まれる。中身のない言動が多い。
ユーコが認識することのできる謎の異形。姿形も個体によって大きく異なり、また発する言葉も支離滅裂であり、その声は、ユーコには「ザワザワ」というノイズのように聞こえている。ユーコの夢の中にまで現れ、その混沌とした言動で彼女を苦しめる。
異形の存在。ユーコが認識している“カミサマ”と同様の特徴を持つ。詳細不明。
畜生神を狩ることを生業にする狩人。シシガキという狩人集団に所属している。詳細不明。
シシガキに所属する狩人で、ネズミの相棒。
ネズミとジョウが、風見として使役しているコウモリ。
夏の園の奥深くにある聖域で、プラスチック教団の信者達を取り纏めている人物。畜生神の大木を祀り、“プラスチック”を崇拝する教えを人々に広めている。
プラスチック教団が崇拝している巨大な植物型の畜生神。詳細不明。
陸軍と名乗る兵士たち。国家の一大事における団結、という大義名分を掲げ決起し、聖域を強引に占拠する。
ユーコの祖母。キリスト教を盲目的に信仰しており、ユーコにもその教えを頑なに強制していた。無神論者である祖父と衝突が絶えなかったが、彼の死後は、そのショックで心身を病んでしまう。時折、“カミサマ”と同じ特徴を持った姿形となってユーコの前に現れるが、それが本人と同一の存在であるのかは不明。
ユーコの祖父。既に死亡している。画家であったが、世間からの評価は厳しく、思うような人生は送れなかったようだ。自身の鬱憤を祖母やユーコにぶつけていた節がある。晩年はアルコールや大麻にも依存していた。死後も、“カミサマ”と同じ特徴を持った姿形となってユーコの前に現れるが、それが本人と同一の存在であるのかは不明。
“カミサマ”に翻弄されるユーコを、精神疾患だと認識しており、執拗に彼女を付け狙い暴言や暴行を加える。