シャロン・ヴァン・エッテンの「Staring at a mountain」の 歌詞を和訳しました。歌詞 日本語和訳
日記
2021/09/16
映画、「Never Rarely Sometimes Always」(邦題「17歳の瞳に映る世界」)のエンドロールの曲です。とても心に残る曲だったので、和訳してみました。直訳じゃなくて、自分なりに言葉のニュアンスを解釈して意訳してます。
あらすじは映画.comから抜粋しておきます。
「友達も少なく、目立たない17歳の高校生のオータムは、ある日妊娠していたことを知る。彼女の住むペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている親友でもある従妹のスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面して、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう。」
タイトルも印象的ですよね。「Never Rarely Sometimes Always」というタイトルにはちゃんと意味があります。実はこれは、妊娠中絶の手術前に、患者さんがカウンセラーから受ける、過去の性的経験に関する質問の回答になる4択の選択肢です。
性的な強要をされたことがあるか、またその際に暴力を受けたか、という一連の質問に「一度もない(Never)、めったにない(Rarely)、時々ある(Sometimes)、いつも(Always)」の4つの選択肢から患者さんは回答を選びます。
気になる方は映画を見てみてください。予告編↓
こちらがエンドロールで流れた曲Staring at a mountainです。↓
以下、歌詞とその和訳です。
It hasn’t rained for days
何日も雨が降っていない
Staring at a mountain out of rage
激しい憤りを抱きながら山を見つめてる
Hear a bird calling, someone’s here
鳥が、誰かがここにいるって鳴いてるのが聞こえる
To reach inside my pain
その鳴き声が私の中にある痛みに届く
Pain
ズキズキと疼く
The leaves are turning in my mind
色づいた木の葉は
They haven’t fallen and I can’t feel time
地に落ちることなく、私の時間は止まったまま
The wind is capturing me, hair is falling
風が揺らめいて、髪が靡(なび)き
Covering my eyes
私の瞳を覆う
Rise
心がざわつく
The wind is turning into movement
やがて風色(かざいろ)が変わると
And then falling out of time
いよいよ立っていられなくなる
Time
追い詰められる
I am so tired I fell right through
ずっと心に抱えていられない、もう疲れてしまった
I looked into a darkness no one knew
私は覗き込んでしまった。誰も知ることのないような真っ暗な闇を
I’m falling further into something
ずっとそれに囚われたまま
That I cannot understand
どうしたらいいのか解らないよ
But you understand
それでも、貴方なら解ってくれる
You understand
解ってくれるの